女子ラグビーを10年以上続けてきたという異色のキャリアを持つ工藤綾乃選手(Avanzareつくば)。
2018年、日本ブラインドサッカーの国際大会の幕開けとなる、2月24日(土)アルゼンチン選抜戦に、女子日本代表として出場する。
所属するAvanzareでのポジションは、ゴールキーパーの前でディフェンス最後尾である『最終』。
女子日本代表でのポジションはどこなのだろうか?
「女子ではいろんなポジションをやっているので、自分がどこかわからない(笑)」
しかし、その起用法を彼女は前向きにとらえている。
「女子日本代表は、誰がどのポジションに合うかを試しているところ。
自分も、どこでも出来るのが一番良いのだろうと思って、こだわりなくどのポジションも経験したい」
ユーティリティという最強ポジションへ
Avanzareではディフェンスのイメージがついた彼女だが、女子の試合となれば立ち位置は違う。
「サッカーの経験は幼稚園でゴールキーパーをやっていた程度。
でも、ラグビーでのキッカーもやっていたので。ボールの形は違うけど(笑)」
ラグビーで培った突破力とキック力がある。
監督も、守備だけではなく攻撃で試したくなる選手だ。
そんな工藤選手に2/24の目標をきいた。
「去年(2017年)のウィーンでやった大会でも勝ち続けているので、勝つ。
今チームで練習していることがしっかりやれれば勝てると思う」
2月24日対アルゼンチン選抜戦の見どころ
初代世界女王のブラインドサッカー女子日本代表。国際試合いまだ負けなし。
「以前の試合と比べると、女子だけでも男子と同じようなサッカーが出来ているというのと、
バランスのとれた位置取りというのを心掛けているので、そこも見て欲しい」
2018年2月24日(土)さいたまノーマライゼーションカップ。対するアルゼンチン選抜は、昨年の世界選手権に不出場だった強豪国の主力選手が主体。
真の世界一を決める戦いと言って過言はない。
世界女王の初防衛戦をぜひ生でご覧あれ。
構成:岡村