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2017日本選手権Avanzare特集①~現れた2つの閃光。彼らの輝きはAvanzareを前進させるか?~

飛躍したルーキー山川聖立。追い求める「シンプル」

今年のAvanzareは、大物選手の移籍や欠場こそあったが、川村も佐々木の仕上がりが今までで一番。
特に、二人をキーにパスを回しポゼッションを高める戦術は見事だった。

中盤でのボール争奪戦。
佐々木、川村を守備的な位置に据えたAvanzareは、その殆どを優位に進めた。

以前までなら、二人の強引なドリブル突破でのカウンターありきだったろう。
しかしボールを奪った後の二人は、無理をしない。
センターガイドが提供する情報をもとに、左右を見ると、壁方向に絶妙な強度のパスを出した。

シンプルで良い、シンプルを磨く

今年のAvanzareには、若い2トップがいた。
山川聖立(せいりゅう)と森田翼。
現役大学生の二人が大きく飛躍した。

山川は左サイドに陣取り、味方からパスを受けると素早く反転、ゴール前を守る相手ディフェンダーに突っ込むと思いきや、プレッシャーにあう直前にシュート。
本人はこともなさげだが、相手にすれば、簡単に撃たれている分、ダメージも大きい。

「今大会を通じて、改めてシンプルで良いんだと思った」

大会後にそう話した通り、彼のプレーはシンプル。
ボールを受けると素早く始動。敵を背負う前にシュートを放つ。
川村や佐々木が奪ったボールを絶対に無駄にしない。二人も、パスの出しがいがあっただろう。

「シンプルを磨けば確実性が上がると思う。もっとチームに貢献したい」

普段の山川は、いわゆる緊張しい。照れながらインタビューに答えてくれたが、その言葉には力が宿っていた。
2017-2018シーズン、最もブレイクを期待させるアタッカーは、山川聖立かも知れない。