7月23日(日)に行われた、ブラインドサッカー日本選手権FINALラウンド。
雨がぱらつくあいにくの天候にも関わらず、多くの観客がスタンドを埋める。
ブラインドサッカーファンの熱い視線を背に、3位決定戦、決勝戦とも、激しい戦いが繰り広げられた。
3位決定戦
buen cambio yokohama 対 Avanzare つくば
11時にキックオフとなった3位決定戦。
昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなったこの試合。
前半早々、両者とも見せ場を作る。
Avanzare つくばは、川村と佐々木ロベルトの両エースを、中盤・最終に置く守備的な布陣を敷いた。だが、狙いはディフェンスではない。
川村と佐々木は、相手からボールを奪うと、一気にオーバーラップ。
今大会でブレイクした、山川と森田を敵陣に配しながらも、スターティングラインナップの4名が、全員攻撃参加。
厚みあるアタックで、buen cambioゴールに迫った。
しかし、対するbuen cambio yokohamaも負けてはいない。
前がかりになるAvanzareの背後を、鋭いゴールスローが狙う。
Avanzareゴールキーパー村上と、一対一の場面を演出。
「なんとかオーラで凌いだ」
試合後、村上は笑ったが、内心、肝を冷やしていたはずだ。